ジムスナイパーⅡをカッコ良く改修しようと思い立ち、去年末に完成させました。

まずイメージソースになったのは、ソフトバンククリエイティブ社から発刊されている、
マスターアーカイブ ジムという雑誌に瀧川虚至さんがリデザインされたジム達が掲載されていました。




最近では、RGガンダムMK-Ⅱのデザインをされていたり、ガンダムエース誌で北爪さんのコミック
ZガンダムDIFINEのメカニックデザインを担当されている気鋭のメカデザイナーさんです。
そのメカニックとしての捉え方、ディテール、構造、フォルム、凄くカッコよくて大ファンになってしまいました。そこで当時のNEWキットのジムスナⅡに瀧川テイストを盛り込んでカッコ良く改修しよう!と閃きました。
とはいっても、HGUCとはまるで別物ですから、そのまんま画稿に作り直すのではなくて、ディテールを
盛り込みプロポーション的にもバランス良くする方向で、製作することにしました。
まず仮組みして気になったのは、足首の可動の狭さでした。ジム系のキット全般に言えることなのですが、
可動軸がスネの最下部にあるため、足首ひねると骨折したみたいにみえてしまい、カッコ悪いです!
そこで、スリッパ部分のポリキャップを90°倒して横ロール出来るように加工します。

左のがノーマル、右のが改修後です。この改修によって、可動軸の重心がより下がりますから、人間の足首に
近い可動が可能になります。


次に股関節の位置が気になりました。ここもガンプラ全般に言えることなのですが、特に連邦系の機体には多いのですが、股関節軸が後ろ過ぎるんです!俗に言うJOJO立ち、自然なS字立ちをするには軸位置を少し前に、
フトモモを長く見せたければ少し下にズラせば簡単に出来ます!

股関節部分から、軸ピンを切り離し中央に1ミリの真鍮線で補強してあります。この部位はテンションがかかる
部品になりますから、必ず補強しましょう。ポーズをとってる時にポキッ!となると悲しくなります(笑)
自然なS字立ちにするので、膝が少し前に倒れるように(鳥足?)ヒザアーマーの裏側の関節と干渉する部分を
切り取り、前傾するように改修しました。
腰フロントアーマーが少し貧弱に感じたので、アウトラインで1.5ミリプラ板で幅増ししましたのですが、
後で1ミリに修正しました。画像は1.5のままです。(^_^;)

胴体を1.5ミリ延長しかさ上げしました。

肩アーマーの位置も低く見えるので、胴体との接続ジョイントの位置を少し下げて、肩の位置が上に上がるように調整しました。二の腕も1ミリ延長。手首はビルダーパーツを使用しましたので、ポリキャップは市販の径が、
小さい物に交換し手首隠しを市販パーツを加工し追加しました。

一度サフを吹いて、組み上げたのをノーマルと比較。するとフトモモの位置が下にきたことでフロントアーマー
とモモ上部に隙間が出来てしまい、なんとなく不自然に見えました。
ということで、関節部を削り込み一回り小さくし、モモ上部を延長しました。



この改修により、より自然にラインが繋がりました。お後表面処理してディテール加えて再びサフ吹いて。



塗装前の状態がこれです。完成ギャラリーは次回のブログで。ではまた(^^;)
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いやー足首の改修方法は目からウロコでした(^^;僕はまだプロポーション云々を語れる程ではないので凄く勉強させてもらえる記事でした。
!!
ジオラマではなかったので『おや?どうしたのかな?』と思ったら…
私の様なビギナーにとって凄く価値ある内容で嬉しい限りです!
GMのなんと格好いい事か…
私もそういう着眼を身に付けたいと切に願うのですが中々…どうにも
(T-T)
Zdefineのデザインは瀧本さんという方なんですね。
(いかんせん、大河原・永野・カトキ という誰でも知っている方々しか…無知ですみません…)
でもyumoto氏作例のリックディアスで気になっていたんです。
かっこいいですよね。
けんたさんいらしゃ~い!
こちらでもよろしくお願いします。
以前MIXIの日記にも上げてあったのを再編集しました(笑)
足首の改修はパワードジムあたりから、同様の改修をしていましたが、初出はモデルグラフィックス誌の
尊敬するPOOH熊谷さんの製作記事になります。
ジムスナⅡのキットレヴューでは、電ホビのライターさんが同じ改修をしていましたよ~(笑)
ほんの少しの改造で、うんと良くなる素晴らしい改造方ですよね!
簡単にできますから、是非!お試しくださいね~。
ありがとうございます。
ジオラマ大好きなのですが、ジオラマに出演させるに当たってポージングをしっかりさせるのに、
各関節の適正化を行い、できるだけ人間の動きに近い演技ができるようにします。
まずは単体でも十分鑑賞できるレベルのモノを製作しますから、このジムスナⅡもこの状態でも、
ジオラマに出演することは可能なのです。
子供の頃、よく作った旧キットの出来が???なのが多かったですから、改造しないと見れない。
じゃあ、どこをどうすればカッコ良くなるか?の試行錯誤の繰り返しでしたから(笑)
今のキットは出来が良いですから、昔ほどの大改修はしなくてもそこそこカッコイイです。
そういう着眼を身に付けたかったら、旧キットで練習すると良いかも?です。
大変ですよ~(笑)
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